軸流し・ボックスとは?馬券の買い目の組み方の違いを解説

軸流し・ボックスとは?馬券の買い目の組み方の違いを解説 初心者コラム
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こんにちは、七海奏です。単勝・複勝で馬券に慣れてきた方が次にぶつかる壁、それが「軸流し」「ボックス」という言葉ではないでしょうか。券種選択の画面に並ぶこの2つの単語、意味が分からないまま進むのは不安ですよね。今日は、この2つの買い方の仕組みと点数の計算を、順序立てて整理していきましょう。

この記事でわかること

  • 軸流しとは何か、点数の計算式と具体例
  • ボックスとは何か、点数の計算式と早見表
  • 軸流しとボックスの違いを点数で比較したもの
  • フォーメーションとの違い
  • 自分に合った買い方を選ぶときの考え方
  • 馬連・3連複で実際に点数を計算する手順

軸流しとは?仕組みと点数の計算式

軸流しとは、自信のある馬(軸馬)を1頭または2頭に固定し、残りの相手馬(ヒモとも呼ばれます)を自分で選んで組み合わせる買い方です。「この馬は絶対に絡んでくる」という軸への自信をベースに、相手の範囲を自由に広げたり絞ったりできるのが特徴ですね。

3連複(1着・2着・3着になる3頭を着順関係なく当てる馬券)で軸を1頭に決めた「軸1頭流し」の場合、点数の計算式は次の通りです。

相手頭数×(相手頭数−1)÷2

例えば軸を1頭に決めて、相手を7頭選んだ場合は「7×6÷2=21点」になります。相手の頭数が増えるほど点数も増えていく計算式ですね(出典:プラス競馬「3連複軸一頭流しとは?」JRA-VAN「競馬ボックス・流し点数早見表」)。

一方、軸を2頭に固定する「軸2頭流し」の場合は、計算式がぐっとシンプルになります。

相手頭数×1

軸2頭・相手6頭なら「6×1=6点」です。軸を2頭に絞り込める自信があるときは、この組み方で点数を大きく抑えられるでしょう(出典:うんなんTRC「3連複軸2頭流しとは?」)。

ボックスとは?仕組みと点数の計算式

ボックスとは、選んだ馬番のすべての組み合わせをまとめて購入する買い方です。JRA公式の競馬用語辞典でも、ボックス(投票)は選んだ馬の組み合わせをすべて購入する投票方法として説明されています(出典:JRA「競馬用語辞典 ボックス」)。軸を1頭に絞り切れないときに、選んだ馬同士の組み合わせを漏れなくカバーできるのが強みですね。

3連複ボックスの点数計算式は次の通りです。

頭数×(頭数−1)×(頭数−2)÷6

頭数ごとの点数を早見表にまとめました。

選んだ頭数 3連複ボックスの点数
4頭 4点
5頭 10点
6頭 20点
7頭 35点
8頭 56点

(出典:エムジョッキー「3連複ボックスの点数と買い方」JRA-VAN「競馬ボックス・流し点数早見表」

同じ頭数で3連単(1着・2着・3着を着順通りに当てる馬券)をボックスで買う場合は、点数の計算式が「頭数×(頭数−1)×(頭数−2)」となり、同じ頭数の3連複ボックスのちょうど6倍の点数になります。例えば4頭なら3連複は4点ですが、3連単だと24点ですね。着順まで指定する分、組み合わせの数が跳ね上がることを覚えておきましょう(出典:JRA-VAN「競馬ボックス・流し点数早見表」)。

軸流しとボックスの違いは?点数で比較する

軸流しとボックスの違いは、一言で言えば「軸を固定するかどうか」です。軸を決め切れる自信が強いほど軸流しは点数を抑えやすく、逆に軸を絞り切れないときはボックスで網羅する、というのが基本的な考え方になります。

同じ「3連複で7頭を材料に使う」ケースで比べてみましょう。

  • 軸1頭流し(軸1頭+相手7頭で計8頭分の情報を使用):21点
  • 7頭ボックス:35点

軸をしっかり固定できるなら、軸流しの方が同じ頭数感でも点数を抑えられる場合が多いということですね。ただし軸馬が3着以内に入らなければ、その時点で軸流しは的中しません。一方ボックスは軸を決めていない分、選んだ馬の中で決着すれば的中する柔軟さがあります。流れを乱す存在は外しましょう、というのが軸選びの基本姿勢ですが、その「乱す存在」を見極める自信がどれだけあるかで、軸流しとボックスのどちらが向いているかが変わってくるでしょう。

フォーメーションとは何が違う?

フォーメーションとは、1着候補・2着候補・3着候補というように、着順ごとに選ぶ頭数を自分で変えられる買い方です。軸流し・ボックスと違い、「1着候補は2頭だけ、3着候補は5頭まで広げる」といった細かい調整ができるのが特徴ですね。

軸流しは軸馬を固定する買い方、ボックスは選んだ馬を均等に扱う買い方でした。フォーメーションはその中間、いわば軸流しとボックスの発想を組み合わせて、着順ごとの自信度に応じて頭数を変えられる仕組みだと捉えると分かりやすいでしょう。より柔軟に点数を調整したい方向けの選択肢です。

軸流しとボックス、どちらを選べばいい?

結論から言えば、軸馬への自信度と予算のバランスで選ぶのが基本的な考え方です。的中率を保証するものではありませんが、点数と網羅性のトレードオフを理解した上で選べば、自分の予算に合った買い方が見えてくるでしょう。

  • 軸馬への自信が高い場合:軸流しで点数を抑えつつ、相手の範囲を広げやすくなります。
  • 軸を決め切れない、混戦だと感じる場合:ボックスで選んだ馬同士の組み合わせを網羅する方が、抜け漏れのない買い方になります。
  • 予算に上限がある場合:頭数を絞る、または軸流しにするなど、点数を調整する工夫が必要です。

勝ち筋を演出するなら…ここですね、と言いたいところですが、正解は状況ごとに異なります。点数が多いからといって的中を保証するものではありませんので、無理のない範囲で組み立てることが何より大切です。なお馬券の購入は20歳以上の方に限られ、購入は自己責任のもとで楽しむものであることも、あわせて覚えておきましょう。

馬連・3連複で実際に計算してみよう

まずは馬連(1着・2着になる2頭を着順関係なく当てる馬券)のボックスから計算してみましょう。馬連ボックスの点数計算式は「頭数×(頭数−1)÷2」です。5頭を選んだ場合は「5×4÷2=10点」になります(出典:うまめし.com「競馬ボックス何通り?&計算式」)。ちなみに馬単(着順を当てる馬券)のボックスは「頭数×(頭数−1)」で、馬連ボックスのちょうど2倍の点数になります。なおワイド(1〜3着以内に指定した2頭がともに入れば的中となる馬券)も、点数の計算式自体は馬連と同じ「頭数×(頭数−1)÷2」で求められます。

次に3連複で、軸1頭・相手5頭の軸流しを計算してみましょう。計算式は「相手頭数×(相手頭数−1)÷2」でしたので、「5×4÷2=10点」です。同じ頭数感でも券種や買い方によって点数が変わることが、計算してみるとよく分かるでしょう。

自分で計算するのが難しい、確認する時間がないという方は、JRA公式サイトのマークカード点数早見表や、JRA-VANが提供している組み合わせ点数の早見表・自動計算ツールを使うのもひとつの方法です。頭数を選ぶだけで点数が表示されるため、購入前の最終確認に役立ちますね。

よくある質問

軸流しとボックス、どちらが的中しやすいですか?

どちらが的中しやすいかは断定できません。ボックスは選んだ馬すべての組み合わせを網羅できる一方で点数が増えやすく、軸流しは軸馬への自信が高いほど点数を抑えられるという特徴の違いがあります。

軸流しの「軸」はどうやって選べばいいですか?

軸は自分の予想の中で連対する可能性が高いと考える馬を1頭または2頭選ぶのが基本です。軸選びの正解は状況によって異なりますので、レースの展開やメンバー構成を見ながら判断することになるでしょう。

フォーメーションと軸流し・ボックスは何が違いますか?

フォーメーションは1着・2着・3着それぞれの候補頭数を自由に変えられる買い方で、軸流し・ボックスより細かく点数を調整できます。着順ごとの自信度に差がある場合に向いているでしょう。

3連複ボックスは何頭からがおすすめですか?

頭数が増えるほど点数も急激に増えるため、一般的には4〜6頭程度が点数と網羅性のバランスの目安とされます。ただし正解は予算や自信度によって変わりますので、あくまで目安として捉えてくださいね。

点数を自分で計算しなくても分かる方法はありますか?

JRA公式サイトやJRA-VANが提供する組み合わせ点数の早見表・自動計算ツールを使うと、頭数を選ぶだけで点数を確認できます。購入前の最終確認としても活用しやすいでしょう。

軸流しとボックスを組み合わせて買うことはできますか?

券種によっては軸を固定しつつ相手をボックス的に広げるなど、考え方を組み合わせて購入することも可能です。慣れてきたら、自分なりの組み立て方を試してみるのも良いでしょう。

まとめ

軸流しは軸馬を固定して相手を選ぶ買い方、ボックスは選んだ馬全員の組み合わせを網羅する買い方でしたね。3連複なら軸1頭流し・相手7頭で21点、4頭ボックスで4点、6頭ボックスで20点というように、選び方次第で点数は大きく変わります。ただし点数の多さは的中を保証するものではありませんので、自分の予算と軸馬への自信度に合わせて、無理のない組み立てを心がけましょう。

馬連・ワイド・3連複・3連単といった券種そのものの基本ルールがまだ曖昧という方は、まず券種の解説記事から読んでみるのがおすすめです。仕組みを一つずつ整理していけば、買い目の組み方もきっとスムーズに理解できるようになるでしょう。なお馬券の購入は20歳以上の方に限られ、購入はあくまで自己責任で楽しむものです。今日の内容が、皆さんの馬券選びの一助になれば幸いです。

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