実は、調教を知ることは「馬の今の状態(調子)」を把握する最も確実な方法です。この記事では、競馬初心者の方に向けて、調教の基本から実践的なタイムの読み方まで、専門用語を噛み砕いて解説します!
1. 競馬の「調教」とは?なぜ予想に重要なの?
競馬の調教とは、レース本番に向けて馬を鍛え、最高のコンディションに仕上げる「トレーニング」のことです。
プロのアスリートが試合前に調整を行うのと同様、競走馬もレースに向けて心肺機能を高めたり、筋力をつけたりします。調教をチェックするメリットは主に以下の3つです。
- 走る気(闘争心)を確認できる: 馬が自分から進んで走っているか。
- 体の仕上がりを判断できる: 太り気味ではないか、キレがあるか。
- 今の調子が見える: 過去の実績(馬柱)では分からない「今のデキ」が分かります。
2. 拠点は2つ!「美浦」と「栗東」トレーニングセンターの違い

JRA(日本中央競馬会)の馬たちは、普段はレース場ではなく、「トレーニングセンター(通称:トレセン)」という専用の施設で生活し、練習しています。日本には東と西に1つずつ拠点があります。
| 拠点名 | 所在地 | 主な所属馬・騎手 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 美浦(みほ) | 茨城県 | 関東馬(横山武史騎手など) | 2023年に坂路を改修し、パワーアップ! |
| 栗東(りっとう) | 滋賀県 | 関西馬(川田将雅騎手など) | 伝統的に強い馬が多く「西高東低」の源。 |
※近年は施設の充実により、美浦と栗東の実力差はほとんどなくなっています。
3. よく聞く「坂路」や「CW」って?コースの種類と特徴

トレセンには複数のコースがあり、それぞれ鍛えられるポイントが異なります。特に重要な2つを覚えましょう。
坂路(はんろ)
緩やかな「上り坂」を駆け上がるコースです。
- メリット: 前に向かって走るパワーがつき、心肺機能が鍛えられます。平坦な道より足首への負担が少ないのも特徴。
- 注目点: 最後までバテずに加速できている馬は、スタミナと根性がある証拠です。
CW(コース・ウッドチップ)
木の屑(ウッドチップ)を敷き詰めた平坦なトラックコースです。
- メリット: 適度なクッション性があり、実戦に近い形で長い距離を走らせるのに向いています。
- 注目点: 直線での鋭い伸び(瞬発力)を確認するのに適しています。
4. 調教タイムの読み方!「3つのチェックポイント」

競馬新聞の数字の羅列に圧倒される必要はありません。まずは以下の3点だけに注目してみましょう。
① 「ラスト1ハロン(1F)」に注目!
調教タイムで最も重要なのは、最後の「1ハロン(約200m)」の時計です。全体のタイムが速くても、最後が失速している馬はスタミナ不足の懸念があります。
目安: ラスト1Fが 11.0秒〜12.5秒 くらいなら「非常に良い伸び」と判断できます。
② 「併せ馬(あわせうま)」の結果
2頭以上で並んで走るトレーニングです。相手との比較でやる気を確認します。
- 先着: 相手を追い抜いた(闘争心◎)
- 併入: 相手と同じタイミングでゴール(予定通り)
- 遅れ: 相手に遅れた(まだ体が重い可能性あり)
③ 脚色(あしいろ・てごたえ)
騎手がどれくらい馬を追い込んだかを示します。
- 馬なり: ほとんど追わず、馬の自主性に任せた状態。これで好タイムなら絶好調!
- 強め: 適度な負荷をかけるため、少し気合を入れた状態。
- 一杯(いっぱい): 全力で追い切った状態。しっかり鍛えたい時に行います。
5. まとめ:調教を味方につけて的中率を上げよう!
初心者が調教を予想に取り入れるコツは、「前走の調教と比較してどうか?」を見ることです。前回よりもタイムが縮まっていたり、馬なりでスイスイ走れていれば、状態は上向きと判断できます。
最初は難しく感じるかもしれませんが、まずは新聞の「調教評価」や「印」を参考にしながら、実際の走り(映像など)をチェックしてみてくださいね!
ウマバト!からの一言:
調教は馬からのメッセージです。「走るのが楽しい!」という馬のサインを見つけられたら、競馬がもっと面白くなりますよ!



コメント